太陽と暮らす家|考え方と設計の進め方

はじめに

 

昨今、電気代の不安や、災害による停電が話題になることが増えています。

それでも多くの人にとって、家づくりはまだ

「電気を買うことが前提の暮らし」で考えられています。

 

カメプランが提案するのは、その前提を少しだけ見直し、

“日常のまま、電気をほとんど買わずに暮らせる家” 

つくるという選択肢です。

 

この考え方を体現したのが、私たちの提案する

「太陽と暮らす家 ― 太陽の恵みでつくり、断熱で守る暮らし」 です。

太陽光で日々のエネルギーをつくり、高断熱の住まいでその恵みをしっかり守る。創エネと省エネを無理なく組み合わせることで、自然体のまま“自給のある暮らし”を実現します。 

 

東京都東村山市に建てた実証住宅では、年間電力自給率96.4%(2024年実測)を確認しました。特別な暮らしではなく、“ふつうの暮らしのまま成り立つ自給” を目指しています。

なぜ今、「太陽と暮らす家」なのか

 

エネルギーをめぐる状況は、この数年で大きく変わりました。

  • 電気料金の高騰と変動リスク

  • 台風・豪雨による長時間停電

  • 世界情勢によるエネルギー不安定化

  • メガソーラー依存と景観・環境課題

私たちの暮らしは、“電気を買うこと”に大きく依存しています。

しかし、実証を通じて見えてきたのは、都市住宅でも「太陽の恵みでつくり、断熱で守る」は現実的にできるという事実です。

必要なのは、大きな革命ではなく、暮らしの延長でできる“小さな自立”を積み重ねること。
太陽光で日々のエネルギーをつくり、高断熱の住まいでその恵みを守る。
その積み重ねが、家庭でできる確かな安心につながります。

 

これが、カメプランが提案する「太陽と暮らす家」という、これからの暮らし方のかたちです。

太陽と暮らす家とは?

 

カメプランが目指しているのは、

特別な設備に頼る家ではなく、日常として続けられる自給の家です。

 

東京都東村山市に建てた実証住宅の特徴は次のとおりです。

  • 太陽光発電:約6.13kW

  • 蓄電池:約12.9kWh(実効容量)

  • UA値0.24 W/㎡K(HEAT20 G3 / 断熱等級7相当)

  • 都市の一般的な住宅地で成立するプラン

重要なのは、電力会社と完全に切り離すことではありません。

日常の暮らしで、"電気をほとんど買わずに済む状態"を設計する。
そして停電時にも、必要な電気が確保できる家にすることです。

 

その結果わかったのは—

「不便になる」のではなく、むしろ暮らしの質が上がるということ。

 

太陽の恵みで日々のエネルギーをつくり、高断熱の家でその恵みをしっかり守る。このシンプルな組み合わせが、暮らしの心地よさと安心を大きく高めてくれます。