設計の進め方(STEP1〜7)

 

「太陽と暮らす家」は、特別な手順でつくるわけではありません。

一般的な家づくりと同じ流れを大切にしながら、要所で“性能”と“エネルギー”を丁寧に検討していきます。

 


 

STEP1|ヒアリング(暮らし方の整理)

 

まずは、雑談も交えながら、家族の暮らしについてじっくりお伺いします。

  • 今の暮らしで不便に感じていること

  • 季節ごとの困りごと(冬の寒さ・夏の暑さなど)

  • 在宅ワークや家事の流れ

  • 将来の暮らしの変化

  • 自給レベルの希望(例:80%/90%/ほとんど買わない)

ここを丁寧に整理することで、無理なく自給できる設計につながります。

 


 

STEP2|敷地調査と環境の読み解き

 

現地を確認しながら、敷地と周辺環境を読み取ります。

  • 日当たり・影の動き(季節ごと)

  • 風の抜け方と熱だまり

  • 周辺建物や街路樹の影響

  • 将来の建替えによる変化の可能性

  • 屋根形状の検討

敷地の条件を正しく読み解くことで、

余計な設備に頼らずに済む設計ができます。

 

参考コラム

パッシブデザインという考え方

STEP3|基本プランと性能の方針

 

ヒアリングと敷地条件を踏まえ、家の“骨格”をまとめていきます。

  • ゾーニング(部屋の配置バランス)

  • 生活時間帯との整合性

  • 窓の位置・大きさ

  • 屋根形状と太陽光の相性

  • 断熱・窓性能の方向性(例:G3 / 等級7)

数値だけでなく、暮らしの体感を軸に検討するのが特徴です。

 

参考コラム

暖房・冷房時に効く省エネルギー

冬は日差しを取り込みましょう

夏は庇で決まります


 

STEP4|温熱・エネルギーシミュレーション

 

専用ソフトや独自ツールを使い、性能とエネルギーのバランスを確認します。

  • 室温の変化(24時間・季節別)

  • 冷暖房負荷

  • 太陽光+蓄電池での自給率

  • 運用による変化の比較も可能(例:真剣モード vs お任せ)

どのくらいの設備がちょうど良いのかを、数字を使ってイメージできるようになります。

 

例えば、

「蓄電池はどの容量だと安心して暮らせるか」
「太陽光パネルは何枚が最適か」

こうした比較を行うことで、必要以上の設備に頼らない設計ができます。

 

参考コラム

密集地の日当たりシミュレーション 〜パッシブデザイン〜

室温シミュレーション 〜パッシブデザイン〜


 

STEP5|実施設計・仕様の確定

 

性能とエネルギーの方向性が定まったら、図面と仕様を具体的に決めていきます。

  • 平面・立面・断面などの詳細図

  • 造作家具や収納計画

  • 仕上げ・素材・色の選定

  • 設備機器の型番や容量

自給できる家=不便な家ではありません。
毎日の家事や動線が気持ちよく、長く暮らしやすいことを大切にしています。

 


 

STEP6|お見積り・工事・お引き渡し

 

工務店と連携しながら進めていきます。

  • お見積りの確認

  • 必要に応じた仕様調整

  • 現場打合せ・施工確認

  • 完了検査・お引き渡し

図面通りに仕上げることはもちろん、現場で判断が必要な部分も丁寧にサポートします。

 

参考コラム

設計事務所ってなにをするの?


 

STEP7|暮らしながらのフォロー

 

建てたあとも、暮らしに合わせて育てていく家です。

  • 発電・蓄電の様子を確認

  • 暮らしの変化に応じた調整

  • 必要に応じて改善提案

無理なく続けられる自給の暮らしを、お引き渡し後もサポートしていきます。