Hamura Solar Cube

 

建設地:東京都羽村市
竣工:2006年9月
構造:木軸パネル工法

 

のんびりとした環境に建つ、ソーラーキューブ

 

南側に道路が接し、その向かいには菜園と児童公園が広がる、のんびりとした住環境に建つ住まいです。

前面道路は行き止まりの生活道路で、通行量も多くなく、落ち着いた街の空気を感じられる敷地でした。

 

距離をつくる、心を切り替える

 

東側には将来隣家が建つことが分かっていたため、玄関までのアプローチをあえて長く取り
隣家との物理的な距離を確保するとともに、数歩ではありますが、外から内へと気持ちを切り替えるための時間をつくりました。

外観は、焼杉を外壁に用い、どこか親しみのある「シブカワイイ」佇まいを目指しています。

 

日中は、1階で暮らしが完結する

 

内部は1階に27帖のLDKを設け、日々の暮らしに必要なものをきちんと収められる収納を随所に配置しました。

ほぼ日中はリビング・ダイニングで暮らしが完結する構成とし、家族の気配を感じながら過ごせる空間としています。

 

南と北、ふたつの外部空間

 

前面が道路に面しているため、洗濯物をすべてバルコニーに干すことを避け、

北側の洗面脱衣室から直接出られるサービスデッキを設けました。

ほどよく囲まれたこの空間は結果的に落ち着いた外部スペースとなり、

夏には子ども用プールが常設されるなど、南側デッキとは異なる使われ方が生まれました。

 

成長にあわせて、間取りを変えていく

 

2階は構造上必要な壁以外は固定せず、子どもが小さいうちは家具で緩やかに仕切り、
成長にあわせて個室をつくるなど、家族の変化に応じて自由に使える空間としています。

 

自然エネルギーで、無理なく暮らす

 

年間を通して省エネルギーに暮らすため、敷地周辺の風向きを丁寧に調査し、南北に風が抜けるよう窓を配置。

 

夏はできるだけエアコンに頼らず、冬はOMソーラーによる太陽熱床暖房でほぼまかなえるよう、
集熱・断熱性能と間取りを一体で計画しました。