ちょっと前になりますが、青海で行われていた『House Vision』に行ってきました。
高度成長期につくられた、
住まいを含む大量のインフラの更新が今後一気に出てくる。
しかし日本は少し前に人口減少時代に突入、
現在の全国平均空家率が13%にのぼり、
世界のどの国も経験したことがない、
高齢社会に突入する。
今までどおりの、成長を前提とした
スクラップ&ビルドが行き詰まることも、
早々にあり得ると考えていました。
そんな中、これまでのステレオタイプな「住まいのカタチ」に対して、
色々な方面から議論提議、社会的実験等の取り組みが盛んに行われており、
この「House Vision」もその一つ。
「住まい」というモノそのものの提議を、もう一度し直そうじゃないか、という主旨。
一番私が気になっていた「東京R不動産」のブース。
リノベーションの走りでもあり、いまもトップを走る意欲的な集団。
「住まう」という機能を一度分解して、住まい手自ら再編集してみようと言う提案。
私たち作り手が、実は一番保守的なのではないか?と再考させられる内容でした。
空間の内外の境を消して、
一体として住まう日本古来からのつくりかた。
住友林業×杉本博司さんのブース。
語り尽くされた手法ですが、やはり魅力的。
無印良品×坂茂さんのブース。
ある意味無印の家のショールーム的でしたが、この部分の構造と意匠の合わせ方に興味津々。
普通、こういう隅には柱的なものが立ってしまうのですが、L字鋼でうまく処理。
ひょっとすると木造平屋だとやれるかも、とメモ(笑)
どのブースも意欲的な提案が満載で、写真を撮った1週間後にもまた行ってしまいました(笑)
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