調査は結構手間がかかります。

先日の「解体しながら調査」を行ったSさま邸。
調査概要がおおよそまとまり、今後の構造補強の位置を仕様を確定させました。

「調査」というと今の構造体のどこまでを調べるかというと・・・・

見える部分はほぼ全箇所。

事前調査の段階や、お施主さんからお預かりしていた資料を元に、
下図となる構造図を書き起こし、それと現場が同じかどうかを確認します。

とは言っても、しっかりした構造図が残っている訳でもなく、
完了検査も受けていないので、新築時の確認申請書の図面も完全には信用出来ません。
そこは、経験とカン(笑)で、下図を起こすのです。

 

 

 

 

 

「はい、予想通り鋼製火打入ってますね」とか、

 

 

 

 

 

 

「おぉ、予想外に強い金物が入ってるぞ」

とか言いながら、見える部分は全数チェックして行きます。

これが結構手間がかかるんですが、こういう記録や履歴を残しておくことで、
今後の建物のメンテや改修にも役立ちますし、
もし売却という際にも、第3者が評価しやすい資料となります。

こういう地道な作業と資料化、構造評価と補強計画こそ、
設計事務所がやるべき仕事だと、kameplanは考えています。