木製サッシ つきました。

 

熊谷で進行中の「economa2」。
待望の木製サッシがついたとの事で、早速現場に確認に行ってきました。

 

 

内部仕上はコレからですが、やっぱり木製サッシは落ち着きがありますねぇ。

 

このように、アルミとガラスで外部から包んでいる様な収まり。

木製サッシがいいのはわかっているのですが、採用に至りにくいのはコストとメンテナンスのハードルが高い事でした。

少し前までは木製サッシと言えば海外製品が主でしたが、
あちらの引戸と言えば「ベーベシーベ」(開ける時に持ち上がる機構を持つ引戸)がほとんど。

ヘーベシーベ自体は、サッシの重さに関わらず開閉が軽くなる事と、
閉めた時にサッシが下レールに押し付けられるので、気密性がいいというメリットはあるのですが、

この金物自体が高価で、木製サッシの価格を上げている原因の一つでした。
メンテナンス面でも海外製の金物を使っていると、壊れた時の保守部品が国内に無かったり、
交換自体に特殊な工具が必要だったりと、なかなか厄介な事柄でした。

また、外部に木が表しになっていると、そのメンテナンスに気を配らないと、傷みが早かったりもします。
前職で海外製木製サッシのメンテナンスを担当していた事もあり、
メンテナンスが普通に出来る製品を待っていました。

最近では国内で製造しているサッシメーカーも増え、
選択肢も増えてきた中、このキマドというメーカーさんは、木製サッシ枠の外側にガラスを持ってくると言う、
コペルニクス的展開で収まりを変え、サッシのスリム化とアルミクラッド化(アルミで包むこと)を達成していました。
国内生産なのでメンテナンスに大きな不安は無いし、機構が単純に出来ているのでコストも比較的お手軽。

economa2ではモデルハウスとして、実際に見て比較してもらえる様、
このような木製サッシ、樹脂サッシ、アルミ樹脂複合サッシなど、様々なサッシを取り入れています。

2月竣工に向けて、年明けからダッシュが始まります。(笑)