こちらも大事な『金物検査』

今日は「くのじの平屋」に設計監理に行って来ました。
外回りの下地がおおよそ出来上がって来たので、ボリュームがはっきりしてきました。

 

建て方が終わると、次の監理検査は「金物検査」
構造設計通りの構造金物が正しく付いているかどうか、
全カ所一カ所ずつ確認し、写真に撮って記録として残します。
正しく施工されていなかった場合、現場で監督さんに施工の指示をし、
施工後、全カ所写真にて報告をいただく事になります。

 

金物付けはおおよそ終わってはいましたが、やはりそこは人のやることですので、
若干の間違い、抜けがありました。
構造的に大事な部分ですので、ダブルチェック、トリプルチェックをして、
100%の品質で次のステップに進めるよう、設計監理もいいタイミングで入らないといけません。

 

屋根下地、一次防水もおおよそ終わっており、各部の確認を行ないました。
写真に写っているのは、ルーフィングという防水紙の上に固定されている通気垂木。
野地板下の室内側にも通気層を取っているのですが、ルーフィングの上にも通気層をとり、
野地板を挟んだ二重通気としています。
野地板は屋根材の下地と言う面だけでなく、地震時に耐力壁同士を水平的に結ぶ重要な部材で、
ここが結露や雨漏りで劣化すると、地震の時の変形を建物全体で受けることが出来なくなってしまいます。
なので何重にも通気して劣化を防ぎ、さらに防水の仕舞を何重にも行ないます。

 

トップライトの位置も確認。
綺麗に納まってますねぇ。

次回の監理は年明け。
楽しみですねぇ。