前回は、本格的なオフグリッド開始から1週間目の「欠電ピンチ!」についてのお話しでした。
この時は蓄電池残量1%からV字回復したんです。
暮らし始めてから毎日のようにモニターを見ては、発電量や蓄電量をチェックしていると、
寝る直前の蓄電残量が30%くらいだと安心して翌日の朝を迎えられることが分かってきました。
この頃お天気は比較的晴天の日が多くて、気温も平年より上回っていたので、
日中に沢山の日射を取り込んでおけば、特に暖房を入れる必要はありませんでした。
これは建物自体の断熱性能が良いことと、パッシブデザインを取り入れているお陰でもあります。
晴天の日は発電量が多くて、昼頃には蓄電池が満充電になります。
在宅していても消費電力より発電量が断然多いので、使わないのはもったいない!
ということに気がついて、天気がいい日は寒くなくても、留守にする日でもエアコンを入れて、
家全体を温めておくようになりました。
(我が家は電気を「買わない」「売らない」で「貯める」のです)
逆に曇天や雨の日はどんな風に暮らしていたか?というと・・・
クリスマスイブはエコキュートを止めて
普通の生活の中で一番エネルギーを使うのは「給湯」
我が家は「電気でお湯を沸かす」エコキュートを採用しています。
オール電化のお宅は電気代が安価な深夜電力を利用してお湯を沸かしていますが、
そうではない我が家では、太陽光発電が稼働して売るほど電気が余っている日中に
お湯を沸かす設定に切り替えています。
天気がいい時にエアコンで家を温め、たっぷりお湯を沸かす。
天気が悪くて発電量が充分でない日は、昼間の消費電力を極力抑えて蓄電量を増やす工夫をします。
12月も下旬になると、さすがに気温が下がってきました。
上の資料(2023年12月)は都心部のものなので、この家のある東村山市の気温は、もう少し低めです。
クリスマスイブの24日は「曇り」の予報だったので、
念のためエコキュートの焚き上げ(お湯を沸かすこと)を手動で中止させ、蓄電量を温存していました。
イブの夜は寒かった
最初の方でお話しした通り「寝る直前の蓄電残量が30%くらいだと安心」
イブの夜は30%を少し下回るくらいだったと思います。
念のため寝る前に、トイレのウォシュレットやTVなどの待機電力が多いと言われている家電を電源オフ
深夜の外気温はおよそ3度。
室内は18度くらいを保っていて、暖房を入れなくても心地よく眠りにつくことができました。
凍結防止ヒーターではじめての欠電
クリスマスの朝。
子供なら、起きてすぐにサンタさんからのプレゼントをワクワクしながら開けている時!
ふと目が覚めると枕元の保安灯が点灯していました。
非常時などで停電になると自動的に明かりが点く仕組みのもの。
そしてとっても静か。
目覚ましの補強としてセットしているTVのオンタイマーが起動していない。
あ、これは欠電?と思ってモニターを見ると蓄電池残量がゼロ。
後にデータを調べてみると、深夜から早朝にかけて、外気温は3度から1度程度までに冷え込んでいました。
室外に設置している貯湯タンク周りの給水配管は、
凍結防止の機能として外気温が3度を下回るとヒーターが稼働するようになっています。
深夜からの冷え込みで、ずっとヒーターが電力を消費していたのでしょう。
我が家のはじめての欠電は25日早朝5時頃でした。