ほぼ電気を買わずに1年間過ごせた、その仕組みと結果を大公開!
前回は「オフグリッドな我が家」の2024年の電力収支についてまとめ、電力自給率が96.4%に達したことをご報告しました。
▶︎ 年間消費電力量 4,320
kWh
▶︎ 年間発電電力量 4,877
kWh
▶︎ 売電量 0
kWh
▶︎ 買電量 156.3
kWh
▶︎
年間電気代 21,070円(税込)
▶︎ 電力自給率 96.4%
「オフグリッドって、本当に可能なの?」
「我慢してるんじゃないの?」
「どうやって実現してるの?」
そんな疑問に、“リアルな数字”で答えていきます。
ひと月の電気代は最高で2,700円!
年間で消費した電力使用量は4,320KWh
そのほとんどを自分の家の屋根で発電した電気でまかない、足りない時だけブレーカーをONしてスポット的に電気を買いました。
購入した年間電気量は
156.3 kWh、年間使用量のわずか3.6%
そして、実際に支払った電気代は1年間で21,805円でした!

※使用の無い5月と9月の基本料金は通常の半額
最も買電が多かったのは、気温が低くて日照時間が短い2月。
それでも月の電気代は約2,700円に収まりました。

2024年2月10日〜3月11日の電気料金
※注1:データは毎月1日〜末日で集計。電気料金徴収の検針期間(10日〜翌11日)とズレがあるため、
一覧表との誤差あり。
※注2:一覧表では10月の料金が最高額だが、同じく検診期間とのズレのため
実際には2,000円程度である。

2024年9月11日〜10月10日の電気代
夏の電気代は数百円〜2,000円未満
5月と9月は全く電気を買わないで過ごせたので、基本料金の779円!
日照も充分なので電欠する心配なく、冷房は24時間常時運転、ストレスフリーでこの金額です。
普通に買ってたら年間電気代は15.2万円!!
電力会社と一般的な契約(50A)で、すべて電気を購入していた場合、同じ消費量(4,320 kWh)だと、年間152,069万円かかる試算に。

電力使用量と全量購入した場合の電気代
電気使用量は月々およそ300〜500kwh
季節によるバラつきはありますが、全体的に一般的な家庭より少ない消費量で済んでいるのは、
家自体の高い断熱性能のおかげです。
こうして一覧表で我が家の月毎の電気使用量を見比べてみると、
7〜8月の猛暑時期が多いように見えます。やっぱり夏のエアコンの電力消費って凄いのかな?
って思いますよね?
でも、それは違うんです。
ということで、ここからはお金の話からエネルギーの話に移ります。
実は冷房に使うエネルギーは全体の3.4%
これは少し前、2022年度のデータですが、一般的な家庭で消費するエネルギーの半分以上は暖房と給湯。冷房に必要なエネルギーは意外にも全体の3.4%でしかないのです。
(電気やガスなど全てのエネルギー源を統一された単位に統一して算出)

暖房の方がエネルギーを使うのに、オフグリッドな我が家では冬の電気代が
それほど多くないのはなぜか?
次回【その3】で
「実際の暮らしぶりは?」
「我慢してない?」
といった、“暮らしの快適性”に焦点を当てて、その理由をお届けします!
ご興味があれば、月イチオープンハウスへGO!!
毎月開催しているオープンハウスでは、実際の暮らしや設備を見学できます。
「HEAT20
G3水準の断熱性能って?」
「蓄電池ってどんな感じ?」
そんな疑問にも、リアルな現場でお応えしています。
ご興味のある方は、ぜひ月イチのオープンハウスにお越しください。
オープンハウスの詳細はホームページよりどうぞ。